文字の練習
2007年 06月 03日
書きたい文章が見つかったので イタリックで書いてみることに。
ところがガイドラインを引いているあいだに練習用紙が~。
くるみに占拠されてしまいました。
歳は めぐり、春きたり、 The year's at the spring
日はめぐり、朝きたる。 And day's at the morn;
今、朝の七時、 Morning's at seven;
山辺に真珠の露煌く。 The hill-side's dew-pearled;
雲雀、青空を翔け、 The lark's on the wing;
蝸牛、棘の上を這う。 The snail's on the thorn;
神、天にいまし給い、 God's in his heaven――
地にはただ平和! All's right with the world!
Robert Brouning
慌ただしく余裕のない毎日を過ごしている昨今。
心を洗われるようなすがすがしい訳に
しばし うっとり・・・。
と、ここで問題発生☆
上田敏訳詩の「春の朝」がありますが、
これが↑の訳詩とはまた違うのです;;;どーゆーこと~?
時は春、
日は朝(あした)、
朝(あした)は七時、
片岡(かたおか)に露みちて、
揚雲雀(あげひばり)なのりいで、
蝸牛(かたつむり)枝に這ひ、
神、そらに知ろしめす。
すべて世は事も無し。
昭和24年発行の新潮文庫 訳詩集「海潮音」より
こちらは、間違いなく上田敏さんの訳詩ですが
そうなると「歳はめぐり・・・」のほうは、どなたの訳詩なのでしょう;;;
どなたの?って載せた私が訊いてどうする;;;
でも、このどなたのものか解らない訳詩、好きです~。(^^)
追記 この「歳はめぐり・・・」の訳詩は、平井正穂さんによるものとわかりました。
劇詩『ピパ、過ぎゆく』中のピパという純真な少女の歌なんですね。
by green-gurin
| 2007-06-03 14:38
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