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文字の練習

文字の練習_e0004693_14381192.jpg

書きたい文章が見つかったので イタリックで書いてみることに。
ところがガイドラインを引いているあいだに練習用紙が~。
くるみに占拠されてしまいました。





         上田敏 訂正 平井正穂 訳   「ピパの唄」

   歳は めぐり、春きたり、   The year's at the spring
    日はめぐり、朝きたる。    And day's at the morn;
    今、朝の七時、         Morning's at seven;
 山辺に真珠の露煌く。     The hill-side's dew-pearled;
   雲雀、青空を翔け、      The lark's on the wing;
  蝸牛、棘の上を這う。    The snail's on the thorn;
   神、天にいまし給い、     God's in his heaven――
  地にはただ平和!        All's right with the world!
                           Robert Brouning
 
                   

慌ただしく余裕のない毎日を過ごしている昨今。
心を洗われるようなすがすがしい訳に
しばし うっとり・・・。



と、ここで問題発生☆

上田敏訳詩の「春の朝」がありますが、
これが↑の訳詩とはまた違うのです;;;どーゆーこと~?

          時は春、

           日は朝(あした)、
  
            朝(あした)は七時、
  
       片岡(かたおか)に露みちて、
 
         揚雲雀(あげひばり)なのりいで、
 
        蝸牛(かたつむり)枝に這ひ、
  
          神、そらに知ろしめす。
  
         すべて世は事も無し。 
                


                     昭和24年発行の新潮文庫 訳詩集「海潮音」より


こちらは、間違いなく上田敏さんの訳詩ですが
そうなると「歳はめぐり・・・」のほうは、どなたの訳詩なのでしょう;;;
どなたの?って載せた私が訊いてどうする;;;

でも、このどなたのものか解らない訳詩、好きです~。(^^)

追記  この「歳はめぐり・・・」の訳詩は、平井正穂さんによるものとわかりました。
     劇詩『ピパ、過ぎゆく』中のピパという純真な少女の歌なんですね。
by green-gurin | 2007-06-03 14:38 | カリグラフィー

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by ぐりん
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