みつけた題材

婦人の友2月号「詩の歩道橋」に
エイミー・ローエルの詩が載っていました。
せつない、悲しい詩。
カリグラフィーの作品にしてみようと強く思いました。


∽・∽・∽・∽・∽

    踊る熊

石畳の道に草が生えている。
石と石の透き間から頭をもたげ、その葉は
陽の光をキラッ、キラッと反射させている。
金色とエメラルド色が
通行人の目にまぶしい。

石畳の道で今、一頭の熊が踊っている。
角張った後ろ足で、重い体を支えながら、
仕込まれた通りの芸を。
石畳の石が熊の足裏を傷つけ、鼻に
はめてある金属の鼻輪が絶えずうずいて
それでも、踊っている。
興行主が先の尖った棒でつつき、それが
熊の剛毛の下の柔らかい肌を刺すのだ。

集まってきた客はぼんやりと、口を開けて眺めたり
くっくと笑ったり、少年や年頃の娘たちは
熊のリズムに合わせ、同じすり足で踊りを真似る。
金色とエメラルド色の埃が立つ中で
熊がよろめき、それを見て
みんな、愉快がっている。

熊の後ろ足は
疲れ切ってがくがくし出し、背骨も痛み、
草の葉のまぶしい光に困惑している。
それでもずっと、踊っている。
先の尖ったあの棒のために。


∽・∽・∽・∽・∽


残酷さや身勝手さや愚かさや・・・、
人間の醜悪な部分が・・・
いろんなものが 現れていて
考えさせられます。
[PR]
by green-gurin | 2008-01-18 21:54 | 四方山話